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腸内環境とアトピーの関係

人間の臓器の中で「腸」がとても大切な役割を担っています。
腸には数千種類とも言われる微生物が存在し、様々な役割を果たして私たちの健康を維持してくれています。
最近では、腸内環境が脳にもたらす影響(脳腸相関)や腸内環境と運動パフォーマンスなどの関係性にも注目が集まっています。

私たちの腸の中にある「腸内細菌」は、善玉菌と日和見菌、そして悪玉菌で構成されています。
その中でも善玉菌が正常に働き、腸を中心とする消化器系の機能が果たされると、全身の健康レベルが上がり、肌荒れや慢性病を避けることができます。(日和見菌とは腸内環境の状況によって善玉菌にも悪魂菌にもなる菌のことです。)

逆に善玉菌の働きが鈍くなると悪玉菌の動きを抑えることができず、腸の粘膜に傷がついて、細胞と細胞の間の結合部分が緩んでしまいます。腸管の粘膜のバリアーがすかすかになった状態をリーキーガット症候群といいます。

リーキーガット症候群とは

食べ物を食べた後、消化酵素によって食べものは小さく分解され栄養素として吸収されます。この時、腸管の粘膜が正常であれば、うまく吸収されますが、日常のストレス、ジャンクフードや砂糖の入った食品の摂り過ぎ、過食などの消化不良により、腸壁の粘膜がダメージを受け、漏れやすい腸(リーキーガット)になると、アレルギー症状や全身の不調につながります。

腸バリアを改善する栄養素

1. グルタミン
グルタミンは、腸上皮細胞の重要な栄養源であります。
同時に腸の炎症を改善し、バリア機能を保ちます。

2. 亜鉛
亜鉛欠乏でバリア機能低下します。
銅/亜鉛バランスをみながら、亜鉛を補充してくといいでしょう。

3. 乳酸菌
乳酸菌は死んだ菌を摂取することでも菌自体やその代謝物などが腸内に棲息している善玉菌の増殖の助けとなることが分かっています。
腸内細菌の菌数は毎日増減し、善玉菌と悪玉菌のバランスは変化していきます。

4.フラボノイド
黒豆などに含まれるフラボノイドもバリア機能を改善してくれます。

腸バリアを弱める生活習慣

1. ジャンクフード(ポテトチップスや揚げ物)
トランス脂肪酸を含む油物をとらない。

2. 糖 質
ジュースや甘いお菓子をとりすぎない。

3. カフェイン
カフェインをとりすぎない。

4.運動をしない
毎日の適度な運動はバリア機能を向上させます。

5.  ストレス
精神的なストレスなどは、腸のバリア機能を低下します。

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