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今、保湿剤に何を塗っていますか?

アトピーには、保湿が欠かせませんが、保湿剤には大きく分けて2種類あることをご存知でしょうか。
皮膚の構造を理解するとわかりやすいかと思います。

皮膚の構造

体の一番外側にある皮膚は、外敵の侵入を防ぐ防御壁にあたります。 さらに一番外の皮脂膜には、角層を守り皮膚表面からの 水分蒸発を防ぐ役割があります。

エモリエントとモイスチャライザー

実は、保湿剤は大きく2種類に分けられます。

1つ目がエモリエント。これは、皮脂膜を補強する外用薬です。
2つ目がモイスチャライザー。これは、皮脂膜に保湿成分という 機能を足した外用剤です。

エモリエントとは

エモリエントとは、皮脂膜の役割をもつ外用剤で 代表的なものにワセリンやプロペトがあります。 これらの外用剤を塗ることで皮脂膜の代わりに角層を守り、 乾燥や外敵の侵入を防ぐことができます。
不純物が少なく、刺激が少ないのが長所ですが ベたつきが強く、アトピー性皮膚炎の疾患のある方、テクスチャーに敏感な方は使いづらい欠点もあります。

モイスチャライザーとは

エモリエントに保湿成分を足した外用剤がモイスチャライザーです。
保湿成分には、セラミド(保険適用のある外用剤には含まれていません)やヘパリン類似物質、尿素(処方薬に含有)など様々な成分があります。
尿素が含まれた外用剤は、他の成分と比較してやや刺激感が多く出現するのではないか、という報告があります。
保湿力に優れたヘパリン類似物質ですが、ヘパリン類似物質には血行促進作用があり、まれに過敏症として皮膚に刺激を感じたり、皮膚炎・そう痒・発赤・発疹・潮紅や、皮膚の投与部位に紫斑を起こすこともあります。

また、血行を促進する反面、血液を固まりにくくする働きがあるため、わずかな出血でも健康に被害を及ぼす可能性のある方や出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)のある方も原則使用は禁止されており、処方できないことになっています。

妊娠または授乳中の方、他に薬などを使用している方も塗布には注意が必要です。

保湿剤にもいろいろと種類があり、自分の肌質や状態により使用する保湿剤も変わってきます。

エモリエントとモイスチャライザーの役割を徹底的に研究し「保護」と「保湿の」バランスを最適化することを考えた製品がHOLOピュアクリームです。是非、テクスチャや保湿感を実感してみてください。

今ご使用の保湿剤について見直す機会になれば幸いです。

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